クレジットカードによる納付の利便性の向上【e-Taxからもダイレクトにアクセス可能】
平成29年6月以降、国税庁HP又は確定申告書等作成コーナーに加えてe‐Tax(国税電子申告・納税システム)からもクレジットカード納付専用サイトにアクセスすることが可能になりました。
e-Taxから専用サイトへのダイレクトアクセスにより、以下のメリットが生じることになります。
○クレジットカード納付専用サイト(国税庁HP等)での入力が大幅に省略されます。e-Taxにて入力した情報がそのままクレジットカード納付専用サイトに引き継がれますので、入力間違いがおきにくいことや入力する手間がなくなります。
○源泉所得税のクレジットカード納付が可能になります。
○納付をある程度遅らせることができます。クレジットカードによる納付にすれば、当然支払いサイトは遅れることになります。
○クレジットカードのポイントの獲得が可能になります。後に説明する決済手数料がかかりますので、クレジットカードのポイント獲得のメリットは決済手数料のデメリットを打ち消すことになります。(ポイントカードのポイント還元率にもよります。)
先に導入されていた国税庁HP等からクレジットカードにて納付するためには、サイトに期間、申告区分,納付税額等の専門的な情報を入力する必要がありました。今後は、e‐Taxからのクレジットカード納付では,一定の情報を電子申告時に入力しておけば、改めて情報を入力する手間がなくなります。
またe‐Taxを利用して徴収高計算書データを送信すれば,源泉所得税についてもクレジットカードで納付できるようになりました。
【改めて確認】クレジットカード納付によるデメリット
デメリットととして以下があります。
○決裁手数料が別途かかります。(納付する金額に応じて手数料は増加していきます。)
○e‐Taxからのクレジットカード納付では、e‐Tax自体の利用可能時間が限られている(平日8時30分から24時まで)ため、24時間納付が出来るというわけではありません。
○領収証書は発行されません(納税証明書は後日発行が可能です。ただし発行には3週間程度の時間がかかるようです。)。
決裁手数料が最初の1万円までは76 円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76 円(消費税別)が加算されますので、利便性と天秤に掛けて利用するかどうかを考えましょう。
~国税庁「クレジットカードによる納税に関するパンフレット」~