確定申告書の作成が終わった後にやらなくてはならないのが税務署への提出です。
いくつか方法がありますが、今回は提出期限ぎりぎりの場合の視点も加えて紹介していきたいと思います。
なおH28年分の確定申告書からマイナンバーの影響により、提出時の書類がいくつか加わっています。詳細はこちらをご確認ください。
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税務署に持参する方法
一番シンプルな方法です。税務署から近い場合にはこれが一番早いです。
各税務署には申告書の受付場所がありますので、そこへ持っていけば提出完了です。控えを作っている場合には、必ず受付印を押してもらって持ち帰りましょう。
【注】次から紹介する方法もすべて同様ですが、税務署で受け付けてもらったからといって、申告書の内容についても承認されたわけではありません。提出が完了した後、申告書の内容について税務署から問い合わせが来る可能性もありますので留意してください。
では税務署が閉まっている場合にはどうしたらよいでしょうか?
その場合には、税務署の時間外収受箱へ投函することにより提出できます。
時間外収受箱への投函により申告書を提出する場合で、収受日付印のある確定申告書の控えが必要なときは、作成した申告書の控えのほか返信用封筒(宛名を記入の上、所要額の切手を貼付。)を同封すれば、税務署から収受日付印を押印した申告書の控えが返送されてきます。
夜間投函されたものは翌朝(税務署により時間が異なる可能性があります。)税務署職員が箱を開け受付作業を行います。受付日時は前日となりますので、ぎりぎりの提出でも間に合います。
e-Taxにより提出する方法
機器が揃っている場合には一番手軽に提出できる方法です。
e-Taxをするためには、電子証明書(マイナンバーカード等)と電子証明書を読み取るカードリーダが必要です。
e-Taxの場合には、マイナンバーで必要になる本人確認書類も必要ありません。
確定申告の時期は24時間提出することが可能ですので、ぎりぎりの提出でも間に合います。
郵送により提出する方法
作成した申告書を郵送により提出する方法です。収受日付印のある確定申告書の控えが必要なときは、作成した申告書の控えのほか返信用封筒(宛名を記入の上、所要額の切手を貼付。)を同封すれば、税務署から収受日付印を押印した申告書の控えが返送されてきます。
税務署への提出は必ず郵便(信書便)(可能であれば記録郵便)にて行うようにしましょう。郵便の場合には、消印日が受付日となりますが、宅配などの場合には税務署への到着日が受付日となってしまいますので注意してください。
大きな郵便局では24時間営業しているところもあります。真夜中でも消印をもらえればぎりぎり間に合わせることができます。
ぎりぎりの場合の最適な方法
e-Taxできる環境が揃っている場合には、e-Taxでの提出がぎりぎりまで申告書作成作業をすることができます。
e-Taxできない場合には、提出する税務署or24時間あいてる郵便局のどちらが近いか確認し、近い方で提出するようにすれば良いでしょう。
ここまで提出方法について説明してきましたが、提出期限ぎりぎりに焦って申告書を作成すると間違いが起こりやすくなりますので、ゆとりを持って作成・提出できるようにしておくことが大切です。