個人事業主として起業した時に、最初にやる手続きについては以前ご案内しました。
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【起業・個人事業主の基礎①】個人事業主になったら必ずする手続き・届出
個人で事業を開始した場合に、必ず行っておきたいのが、税務署等に開業に関する届出を提出することです。 提出することで得られるメリットが大きいものの、届出には提出期限が定められています。 個 ...
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初めてみる書類を作成するのは、慣れない人にとっては時間がかかるものです。
そこで今回は、起業時に提出が必要となる税金関係の主な書類を、簡単に作成する方法をご紹介いたします。
開業freeeに登録する
手っ取り早く税金関係の主な届出を作成するのならば、「開業freee」がお勧めです。
知識がなくても簡単に届出を作成することができます。
まず、開業freeeのホームページにアクセスし、トップページから今すぐ開始準備をクリック。
開業freeeを使用するためには、簡単な登録が必要となるので、次のページでメールアドレスと希望パスワードを入力します。
簡単な質問に答える
開業freeeへの登録が完了すると、次のようなページが表示されます。
〇どのような仕事をする予定ですか?していますか?
プルダウンで選べるようになっていますので、選択します。自由入力も可能です。
〇事業開始予定日
事業をすでに開始している場合には、開始した日を入力、まだ開始していない場合には開始予定日を入力します。
〇収入はいくらくらいになりそうですか?目指していますか?
起業したての場合には、まだ収入の目途がたっていないかもしれませんが、大体の金額で問題ありません。入力した金額は、次のページで申告の種類によるシミュレーションで使用されます。
〇どこで仕事をしますか?していますか?
プルダウンで選べるようになっています。自宅開業であれば自宅、自宅以外に事務所や店舗を構える場合には、それぞれ該当する選択肢を選択します。
〇従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?
給与を支払う予定があるを選択すると、給与を支払うことで発生する源泉徴収に関係する届出が自動で作成されることになります。
必要な情報を補う
質問に答え終わると、次のようなページに移動します。
〇屋号があれば入力しましょう
店舗名や事務所名を入力しましょう。ない場合は、入力しないを選択します。
〇申請者の情報を入れましょう
ご自分の名前、住所、連絡先等を入力します。
〇収入(所得)の種類を選びましょう
不動産賃貸業の場合は「不動産所得」を選択し、それ以外であれば「事業所得」を選択します。複数ある場合には、複数選択します。
〇確定申告の種類
「青色申告65万円控除」「青色申告10万円控除」「白色申告」のいずれかを選択します。前回の記事でも記載しましたが、税制上最も優遇が受けられる「青色申告65万円控除」をお勧めします。
〇最後に「書類を提出する」をクリック
書類を確認して税務署に提出する
最後に書類の提出先である税務署を選択します。
選択が終わると、必要な書類が表示され、「書類を確認する」から印刷を行うことができます。
税務署に郵送か自分で持参しましょう。
その他必要な届出はないか確認する
開業freeeで作成できる税金関係の届出は、主要なものに限られています。(必要となる届出はほぼ網羅されてはいます。)
自分にとって必要な届出が他にないのかを、ご自分で確認するか又は税理士に相談されることをお勧めいたします。
大田区蒲田の「濱野純税理士事務所」
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